自分で計算式を組んでスクリーニングを作る方法

 

自分で計算式を組み立てるメリット

四季報CD-ROMでは過去数年分のデータを記録してくれています。すると「四季報」ではできないようなことが可能になります。

 

例えば

「3期前から比べて現金同等物の増減を一気に調べたい!」

「前期の最高株価に対して、今の株価はどのくらい下がっているのか?」

 

などの過去データがそろっていて、一気に計算可能であることがメリットです。

 

ですので、それを操作できるようになるとスクリーニングの幅が広がるので是非マスターしましょう。

実際に組み立ててみよう!

スクリーニングの新規登録方法はスクリーニングの使い方をごらんください。

手順① 計算式を作る

まず計算式を作りましょう。今回は「前期の最高株価に対して今の株価が何パーセントぐらい増減しているか」を組み立ててみましょう!

 

式を組み立ててみると、

 

(今の株価)ー(前期の最高株価)÷(前期の最高株価)×100

 

という式になります。

手順② データのコードタグを見つける

「スクリーニング項目の選択」から必要となるデータを引き出すことができるコードタグを見つけ出しましょう。

 

今回の場合、【今の株価】と【前期の最高株価】のコードタグがあればいいです。

 

【今の株価】の場所

ダウンロード・株価等データ>DL(株価等データ)・日足>DL・日足終値(円)

・・・[DL・日足終値(円)(-1)]

 

【前期の最高株価】の場所

株価指標関連>最高株価>前期本決算(-1)・・・・[最高株価(円)(-1)]

 

手順③ 条件式内容に式を組み立てる

自分で組み立てるとなると大変になりますが、計算式の組み立て方はエクセルとほとんど同じになります。

 

今回の場合、条件式内容に以下のように記述します。

([DL・日足終値(円)(-1)]-[最高株価(円)(-1)])/[最高株価(円)(-1)]*100

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手順④ 機能しているか確認

組み立てた式が機能しているか確認しましょう。「スクリーニング条件の設定」の「表示」をクリックします。

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対象とするグループを選択して、「表示」をクリックするとスクリーニング結果が表示されます。

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ちゃんとパーセント表示されていれば大丈夫です。組み立て完了です!