3項目以上のスクリーニングを組み合わせる方法
今回は自分で3つ以上のスクリーニング項目を組み合わせる方法を説明します。
まだスクリーニング方法の基本を見てない方は
を先に確認しましょう。
3項目をスクリーニングに組み込む
今回は以下の3つのスクリーニングを使います。
- 東証2部の銘柄
- 東証1部の銘柄
- 売上高が500億円以下の銘柄
そして、「1」または「2かつ3」というスクリーニングを作りたいと思います。このスクリーニングの目的としては「基本的に東証2部銘柄が欲しいけど、ついでに東証1部で規模感の小さい銘柄も抽出したい」という場合に使えます。
次にそれぞれの条件式は以下のように記入します。
◉1「東証2部の銘柄」の記入方法
◉2「東証1部の銘柄」の記入方法
◉3「売上高が50億円以下」の記入方法
※今回は分かりやすく連結会社のみを使用します。
「1」または「2かつ3」を組む
3つのスクリーニングの追加が完了したら、次に「1」または「2かつ3」の条件を組み込みます。以下はそのイメージです。
「スクリーニング条件式の関係」に半角英数字で 1 OR (2 AND 3) と記入します。
この状態で【表示】をクリックすると、スクリーニング結果が表示されます。
「1かつ3」または「2かつ3」を組む
ここで、「売上高50億円以下の東証1部と2部の銘柄を抽出したい!」と思った時の方法をご紹介します。
「1かつ3」または「2かつ3」のイメージは以下のようになります。
「スクリーニング条件式の関係」に半角英数字で (1 AND 3) OR (2 AND 3) と記入します。
こうすることで、売上高50億円以下の東証1部と2部の銘柄を抽出することができます。
4項目以上をスクリーニングに組み込む
ここで私がよく使っている「複数の注目見出し」をスクリーニングする方法をご紹介したいと思います。
見出しでスクリーニング
四季報では見出しがとても重要で、その会社の状態を端的に知ることができます。
例えば、会社が好調の時に出てくる見出しは
- 連続最高益
- 最高益
- 独自増額
- 続伸
- 上振れ
などのプラスの表現の見出しが出てきます。なので、それらの見出しを一気に抽出できるととても有効です。
5つの見出しを組み込む
今回は「東証2部で連続最高益・最高益・独自増額・続伸・上振れの見出しの銘柄」を抽出します。
方法はいたって簡単で、3項目のスクリーニングで組んだやり方を増やすだけです。イメージは以下のようになります。
スクリーニング条件は
- 東証2部の銘柄
- 見出しが【連続最高益】の銘柄
- 見出しが【最高益】の銘柄
- 見出しが【独自増額】の銘柄
- 見出しが【続伸】の銘柄
- 見出しが【上振れ】の銘柄
の 6項目で追加します。
「スクリーニング条件式の関係」に半角英数字で
(1 AND 2) OR (1 AND 3) OR (1 AND 4) OR (1 AND 5) OR (1 AND 6)
または
1 AND (2 OR 3 OR 4 OR 5 OR 6)
と記入します。
どちらも同じ意味ですが、自分が理解しやすい方でいいです。
この状態で【表示】をクリックし、スクリーニングをすると「東証2部で5つの見出しを持っている銘柄一覧」を表示することができます。